今日は 久しぶりに先生の日でした。

1日の外部講師であれば 何を印象に置いて貰おうかということを考える。どんな服装をして どんな興味を普段持っているか、それに置き換えた 話をする方が 理解し易いと思うから、私の場合は テーマのみ提示しておいて、始まる前に 少し生徒と雑談をする中で その場やクラスの雰囲気に合わせて その内容を決める。

それは、クライアントと話す時も同じ。上手く伝えられないことは当然で、本題を興味を持っていることに置き換えた時、格段に対話が増えて 私も楽しい。

私が創りたいものを 作るのではなくて、あくまで 各々創りたいと考えるものを、どれだけ私が理解をして そこに近づけることが出来るか、そこに 満足や参加している意識が生まれて、これからの楽しみ方や意欲に繋がっていくことだと思っている。

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いわゆる「 レールを敷く 」のが私の役目であって「 その路を装飾する 」のは、各々。

春から勉強を始めて、アーティスト( 作家 )とデザイナー、まだ それを混同していることが多い時期、肩書きの話を 少しした。自分で創りたいものが多い人は、自分のスタイルを変えない 強い意識を持って アーティストになる方が良い。仕組みを考えたり 発想の転換が面白いと思う人は、出来るだけ沢山の経験をして デザイナーになる方が良い。

かと言って、教えてくれる人が近くにいる間に どちらかをサボることは勿体無い。実際に肩書きを持つ頃、それが どれだけ有難い期間であったかということを 何れ必ず思う。

初歩的なことを聞くことは恥じゃなくて、代わりに聞いてくれて 感謝している人がいることを思って、疑問はその都度 解消していこうね、と言った。

響きの格好良さで 何となく入学することは少なくはないけれど、せっかく今の時間を過ごしているのなら、いつか誇りを持って肩書きを持って欲しいなと 思っています。

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終わる頃「 楽しかった 」「 聞けなかったこと聞けた 」って、口々に言ってくれていたこと、とても 嬉しかったです。